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ミラン・本田圭佑は相手を選ばない“メンタルモンスター”? 直談判の相手がすごすぎる!

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「Number(ナンバー)884号」(文藝春秋)
 今までの不振はなんだったのか、ミラン・本田圭佑の快進撃が止まらない。昨年12月に3カ月ぶりのスタメン復帰して以来、もはやチームにとって欠かせない存在となっている。ここ9試合ですべて先発し、3つのアシストを記録、毎試合のように攻守で見せ場をつくり、イタリア各紙の採点でチーム最高点を何度も叩き出している。  昨年10月にクラブ批判を行い、試合から干されていた本田。しかし、あくまで自分のやり方を変えずに己を貫き通した。そんな本田のメンタルモンスターぶりが話題になっている。 「まず、本田の不調ぶりは今シーズンからではありません。昨シーズンの序盤に活躍して以来、実に1年半もチームにフィットしきれず、その“10”という背番号の重さもあいまって、いろいろな方面からバッシングを受けていました。しかし、そんな状況にもかかわらず、昨年の10月に幹部、監督、サポーター、果てはイタリアサッカー界全体に対して、『考え方を見直さなければいけない』と、メディアを使って大々的に批判したんです。イタリア外からは“正論”という声も聞こえてはきましたが、自分が一切活躍できていない状態で、サッカー後進国からたった1人でやってきた男がこの批判ですよ。普通のメンタルでは到底できることではないですよね」(スポーツライター)  この事件を機に、本田は試合から干されてしまう。それまではなんとか試合に出場できていたものの、そこから実に3カ月もの間、終了間際の数分の出場に留まったのだ。その数分間も、ボールを持つだけで味方サポーターからブーイングを受ける有様だった。  しかし、本田の批判した通りミランはどうにも調子に乗ることができない。そして昨年末、ついに本田に出場の機会が回ってくる。そこから今の本田の快進撃が始まった。しかし、ここで“クラブ批判事件”以上の本田のメンタルモンスターぶりが明らかになる。 「ミランは、悪名高きシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相の右腕だった、ガッリアーニという人物がCEOを務めています。本田はこのガッリアーニに何度も会いに行き、自分のチームでの扱いについて直談判をしていたと、先日、イタリアのテレビ番組でガッリアーニ自らが明かしました。こんなの、イタリア人でもなかなかあり得ないことですよ。クラブのトップに一選手がわざわざ意見するなんて。しかもガッリアーニには『日本人はイタリア人と違って、思ったことをそのまま話す』と、間違った日本人のイメージまで植え付けてるんですから、よほど強気の直談判だったんでしょうね。日本のファンからも『ガッリアーニなんてほとんどマフィアみたいなもんだろ?』『普通、絶対接触を持ちたくない相手だよな』『本田のメンタルはイカレてる』と、驚きの声が上がっています」(同)  ミランの10番を背負いながら、自らを「才能がない」と言い切る本田。才能よりも、メンタルの強さでここまで這い上がってきた本田の真骨頂は、おそらくこういうところにあるのだろう。 (文=沢野奈津夫)

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